【完】素直になれない君と二度目の溺愛ウェディング
「ん、大丈夫。 ラインだから」
片手で携帯を手の取り麺をすすると「行儀が悪い」とほっくんはこちらを見て言った。
そういう場面に出くわすたびに思う。 やっぱりほっくんは育ちが良い。そして親の様な事を言う。 は~いと生返事をして携帯をテーブルに伏せる。
レナちゃんとやり取りをしているんだ。 ほっくんに報告するべきか迷っていた。 嫌な顔はしないと思う。でもどう思うんだろう。
二年前、レナの妹とほっくんは婚約寸前まで行ったらしい。
俺は会った事がないが、ほっくんはレナの妹がずっと好きだったらしい。
親同士も仲が良くその結婚は互いの両親の賛成の元話は進んでいたらしい。
だが、その直後レナの妹には恋人が出来駆け落ち同然で家を出たらしい。 ほっくんは「彼女が幸せならばそれでいい」と言っていたけれど……
そしてその直後にレナはほっくんへ告白したらしい。
その告白を彼はきっぱりと断った。 どうしてか俺は疑問に思った。そりゃあ妹が駄目なら姉でっつーのは節操のない話ではある。 でもほっくんがレナを悪く思っていないならば付き合うのもアリなのではないかと思った。