【完】素直になれない君と二度目の溺愛ウェディング

向き合うほっくんは俺の顔を見てやんわりと笑う。

やはり兄のようだ。 俺としては大好きなほっくんとレナが結ばれる結末ならばそれを願わない事はないのだが

それでもほっくんがレナを駄目だと言うのならば、そこは遠慮なくいかせてもらう事にする。
その代わりと言っちゃなんだけど、ほっくんには素敵な人と幸せになって欲しいと願う。

だから合コンに誘ったり女性を紹介しているのだが、中々ほっくんは乗り気にならない。 レナの妹に関しては既に結婚もして子供も生まれたのでとっくに諦めている、と彼は言う。

しかしならば彼はどうして彼女を作ったりしないのか。

―――――

その日は珍しく定時に仕事を上がる事が出来た。レナを食事に誘ったら「今日は約束があるから」と素っ気ない返信が返ってきた。

仕方がなく会社帰り最寄りのスーパーに寄った。偶然とは恐ろしいものである。けれどこんな事は出会ってから半年いつ起こってもおかしくはない出来事だ。

なんせ俺と彼女の暮らすマンションは目と鼻の先なのだ。最寄りのスーパーだって同じなはずだ。

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