【完】素直になれない君と二度目の溺愛ウェディング

「げ………」

スーパーでレナと鉢合わせをした瞬間、彼女はあからさまに嫌な顔をする。

すぐに踵を返し彼女は今起こった出来事を無かった事にしようとした。 しかし先回りして道を塞ぐと眉をしかめてこちらを見上げた。

やはり猫のようにつりあがった目だ。 すぐに視線を下に落とし、俺の買い物かごをジッと見つめる。

「約束があるんじゃなかったの~?」

「ええ。あったわ。  さっきまですごく忙しかったのは事実だもの。
それにしてもあんた……料理はしないの?」

レナが視線を落とした俺の買い物かごの中には、カップラーメン数個とお弁当で埋め尽くされていた。

する訳がない。 しかし今日スーパーに寄ったのはラッキーアクシデントだったかもしれない。

いつもはコンビニで済ませる。しかし今日は時間があったのでスーパーまで出向いた。 カップラーメンやお弁当を買うにしてもコンビニよりスーパーの方が経済的だろう。

その判断が功を奏してこうやってレナに会う事が出来た。

「料理なんて男の一人暮らしでするわけないじゃーん。 レナちゃんはするの?」

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