独占欲が止まらない。クールな社長の裏の顔。
社長の家につきソファーに座らせた私に

「心配させて悪かった。早速泣かせちまったな。ごめん。」

「…いいんですか?大丈夫なんですか。彼女あんなこと言ってましたけど。」

「うちの力はそんなに弱く無い。むしろ崎山カンパニーより上だ。深山が知っての通り、海外との取引も順調だ。そこに向こうが付け入ろうとしてきた、という方が正しいよ。あの時は俺も一方的に言われ、そうするしかないのかもしれないと思い込ませられたけど落ち着いてみたらそんなことはなかった。自分を消して結婚しなければならないほど御堂は弱い会社じゃなかった。」

「…」

「中条にお前の話をしたら、前から目で追っていたことは気が付いていた、と言われたよ。その上で政略結婚についてもこちらに何のメリットもないし、崎山の後ろ盾なんて必要ないと俺に意見してきた。ただ、万が一のためにと中条はここ数日動き回っていたんだ。もう何の不安要素もない。」

「…」

「昨日も言った!お前を落として見せる、と。なのに泣かせてしまって悪かった。俺はもうお前以外見えない。」

私はもう涙が止まない。
社長のことが好きかわからないと言ったがあの女性と並ぶ姿を見てとてもショックだった。
私は社長のことがもうとっくに好きになってしまっていたのだと気が付いた。

「玲…好き。」

「…。
もう一回言って?」

「玲が好き。」

玲は私をぎゅっと抱きしめてくれる。

「俺も凛が好きだ。」
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