独占欲が止まらない。クールな社長の裏の顔。
「社長、さてさてどうしましょうかね。」
となんだか笑い声の中条さん。

「お前がわざと煽ったんだろ。」

「そうでしたかね。ま、なんとかなるでしょう。そのための秘書ですから。このところの根回しもすでに出来てますしね。」

私は抱き寄せられたまま2人の会話を聞いていた。そのことにふと気がつき私は慌てて社長から離れようと胸を押すがびくともしない。

「離してください!」

「それは無理なお願いだな。」

「社長、深山さんは嫌がってるようですが…」

「そんなことない。恥ずかしがってるんだ。」

「社長!離してください。離れてください。」

「だから無理だって。お前のこともう離せないし。」

「はぁ〜、いつからあなたはそんなキャラになったんです?」

中条さんは呆れ顔だか社長は大したことではないと言わんばかりで私の話を聞いてくれない。

「さぁ、イヤな予定がなくなったから元の予定に戻そう。深山、行くぞ。」

私は引きずられるように歩く姿に中条さんは苦笑している。
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