愛の距離がハカレナイ
「早いわね。電話も途中で切っちゃって。」

香澄は大きく息を吐いた後、私をじろりと見る。

「痩せた?気になると思って今まで黙っていたんだけど。」

香澄がそんな事を聞く。

「そう?私はそんなに変わらないと思うんだけど。」

そんな答えをしていると、後ろから篤志さんの声がした。

「武田さん、いらっしゃい。香澄が武田さんをすごく心配していてね。」

香澄が思いきり篤志さんを睨む。

「水島くんロスかい?」

そう言って笑おうとした篤志さんは私の様子を見て、はっとする。

「違うのよ、篤志。私はそうじゃないと思っているのだけど。」

「何?何か私はおかしい?」

2人の反応に私の方が驚く。

「何だろう…、すごく疲れた感じがする。」

< 103 / 155 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop