愛の距離がハカレナイ
「そう、阿里らしい元気がないでしょ?」

「こないだ会った時よりかなり老け込んだ気がするよ。」

2人は包み隠さず、今の私の状況を伝えてくれる。

「何か無理でもしている?」

篤志さんの優しい笑顔が眩しく感じる。

「ううん、自分ではそういう感じはないんだけど…。」

そうか、南川課長の前では精一杯頑張って見せていても、この2人にはそれもお見通しってことか。

中に通された私はどっかりと座り込む。

「…水島くんとは連絡を取っているの?」

キッチンへ行った香澄をチラッと見ると、篤志さんは私にそう問いかけた。

「まだ…、祐介に向こうで頑張ってもらいたいし、邪魔をしたくないから。」

「そう。」

「自分の仕事が大変で、そんな余裕がないからその言い訳かもしれない。」

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