愛の距離がハカレナイ
離れた祐介との距離感が上手くつかめていない。

それが本音のような気がする。

いつもべったりとそばに居たわけじゃない。

でも、その存在は安心感そのものなのだ。

「空気みたいな存在だったから、息が出来なくなっちゃったのかな。」

篤志さんは大きく溜息をついた。

「武田さん、そんなに頑張らなくても良いんじゃないのかな?」

「えっ?」

「武田さんがとっても不器用な事は分かっていたけど、これほどとはな。」

篤志さんは今度はゆったりと笑う。

「水島くんともその上司の人とも環境が変わって、どう接したらいいのか戸惑っているんじゃないのかな?」

「篤志、それはどういう事?」

香澄の準備が終わったところで、3人が席に揃った。

「水島くんに対していろいろな理由をつけて連絡をしないのは、今の上司との関係に対して、知らず知らずのうちに後ろめたさを感じているのではないのかな?」

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