愛の距離がハカレナイ
「えっ?」

「何か指示を受けていただろう。」

そう言いながら、水島はご馳走様と手を合わせた。

「気にし過ぎよ。私達の関係は何も変わっていないわ。」

水島はうなずくと立ち上がって、私の後ろに回った。

「阿里にちゃんと俺の気持ちを伝えないといけないって、妙に焦ってしまったんだ。」

「水島‥。」

「祐介って言っただろう。」

水島はかがんで、私のうなじにキスをした。

「ねえ、寝室ってあっち?」

「片づけするから、シャワーでも浴びてきたら?」

私は水島の手をすり抜けて、皿を集める。

「このために一度家に帰ったんだからな。明日はここから出勤する。」

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