また君と恋する
「……」

「……」

彼女達と別れて、沈黙が続く。

「そーいや」

先に破ったのは志希だった。

「髪型。中学の時は、もう少し長くて、今日みたいに結ぶことが多かったよな」

「髪型? ああ、そういえばそーだったかも。肩下まで長さがあって、夏はポニーテールにしてた。さすがに冬は寒くて下ろしてたけどね」

思い出して懐かしくなった。

高校デビューのつもりで、入学前に今の長さにしたんだっけ。

────って、思い出話したくてそんなことを言ったんじゃないよね。

我に返って志希を見ると、言おうか言うまいか何かを悩んで────でも、結局口を開いた。


「……由麻は、髪を結んでも下ろしていても、似合ってる」


…………。
< 133 / 475 >

この作品をシェア

pagetop