また君と恋する
ギクッとする結大君の反応に、ただの後輩じゃないことだけは察した。

「別に隠してたわけじゃないんだけどね。未宇は元カノ」

「えーっ!」

「ひえー」

「……」

三者三様の反応。

私は驚き口に手を当て、深丘は青ざめ悲鳴を上げて、志希は頬杖をついてやっぱりと頷く。

それが可笑しかったのか呑気に笑う結大君。

「付き合ってる時もあんな感じ?」

「うん。女子に嫌われてたみたいだけど、あそこまで積極的な子は初めてだったし、好意を感じられるから俺は好きだったけどね」

「へぇ」

「どのくらい続いたの?」

「中2の12月から半年くらいかな」
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