また君と恋する
「子供は成長が早いからね」

「たった3年だからな……」

「……うん」

そう。たった3年。

でも、私にとってはまだ3年。


近い方のスーパーに着いた。

しかし、ふりかけはあってもミニキュアのふりかけはなかった。

「あ、あの……」

これ以上付き合わせるのはとても申し訳なく、言葉が詰まる。

「次行こうか」

「うん」

ここは素直に甘えることにした。

私が「ありがとう」と言うと、早瀬君はまた小さく笑った。
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