最初で最後の愛してる
爽...

そんな事考えている場合じゃないか

用意が終わったのは、30分後だった

「石井さん。終わりましたか〜?」

ドアの向こうから看護師さんの声が聞こえる

「はい。終わりましたよ」

「開けますね〜。この荷物でいいですか?お運びしますね」

「ありがとうございます」

荷物を持ってトコトコと歩いていく看護師さん

手続きを終わらせて、病院へと移る

半年...しか無いんだね

病院を移って、5ヶ月がたった時もう、私の体はボロボロだった

コンコン

「は...い、どぅぞ」

声が出なくなっていた

「失礼します。」

5か月前と同じ様に現れた爽がいた

「な...んで?そぅがいるのぉ?夢なのかなぁ?」

「夢じゃないよ、明日香...」

悲しそうな目で見つめる爽

そりゃ、ビックリするよね

来たらいなくなってんだもん

「ごめんね?」
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