同期はまさかの御曹司?☆ 番外編完結
ケントおすすめの魚釣りに出かける。
マス釣りができるらしく、釣ったら塩焼きにできるようさばいてくれるんだって。

今日の夕飯、ゲットだぜ!と某キャラクターのようなセリフをいう真由にみんなプッと笑う。さすがオタクな真由さん。

私はさっきから餌を取られてばかり。
気がつくとすでに餌がなくなってる。
もーっ!
いつ食べられてるのかさっぱり分からない。
浮きを見ろと言われても私の浮き、動いてないし…

「ユイ、今だよ!動いてるじゃん!」
そうケントに言われ、慌てて引き揚げると手応えあり。
私には動いてるように見えなかったがケントには分かるらしい。

「ケントー!ありがとう。やっと釣れた。ケントのおかげだよぉ。」

私は大袈裟に言い、ケントの隣へ移動した。

ケントは優しく教えてくれて、やっと私にも浮きの動きが分かってきた。

「釣れると釣りって楽しいね!ケントはいつもら何を釣るの?」

「うーん。海ならアジとかイカとか?この前はイシモチ釣った。」

「もしかして釣った後さばける人?」

「まぁな。フライにすると美味しいから船の上でやることもあるよ。」

「何それ〜!めっちゃ興味出た。釣りビギナーだけど今回のことでハマりそう。」

私はカヌーといい水辺が結構好き。
だから釣りもハマって当然なのかも。

「今度私も海釣り連れてってよ。」

「いいなぁ。私も行きたーい。」

「よし!次は海釣りだ!帰ったら計画しよう!」
と盛り上がった。
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