同期はまさかの御曹司?☆ 番外編完結
私と真由は同時に起きた。
多分真由もさっきの会話を聞いていたんだろう。
聞いていて起きてこなかったんだと思った。

真由は元気な声で、
「あー、ハンモック最高。ごめんね、昼寝しちゃった!」

「ホント最高だったよ。お母さんのお腹の中にいるみたいだった。」

「おい、お母さんのお腹って…お前覚えてないだろ。」

「例え話だよ。もー、康祐頭硬いわ。慶太なら分かってくれるよね?」

「もちろんだよ!」
と力一杯答える。
そんな力一杯の方が嘘くさいじゃん。

みんなクスクスと笑った。

うん、空気おかしくない。
良かった…
私たちが起きてたこと気がついてないんだね。
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