同期はまさかの御曹司?☆ 番外編完結
翌朝も駅に迎えに行くと真由は驚いていた。
「ケント、もう解決したから迎えに来なくていいんだよ。」
「真由、今日サボらない??一緒に休もう。」
「え?!」
「出かけよう。」
「無理だよ。」
「たまには許されるさ。今日は今日しかないんだから。」
「何言ってるの?」
「今日1日を俺にくれ。」
「え?」
「真由、人生は一度きりだ。俺のターニングポイントに付き合って。お願い。」
「う、うん。」
2人で会社に電話し、後ろ髪引かれる思いで休んだ。
2人ですみだ水族館へ向かった。
この前ちょうど2人で話してだところだったから。
まだ朝はやいし、と思いひとまずカフェに入った。
なんで今日誘われたのか真由は詳しく聞いてこない。
俺がお願いしたからだけど、根掘り葉掘り聞かないところが真由のいいところだ。
いつもと同じように他愛もない会話をしてくれる。
カフェを出た後、水族館へ行き、ソラマチで買い物をしてから最後、夕焼けを見にスカイツリーに登った。
平日だからか人混みもまばら。
俺は今日1日考えていたことを真由に伝える決心がついた。
「なぁ、真由。俺さ、真由ときちんと付き合いたいんだ。フリじゃなくて。真由が好きなんだ。」
「…」
「俺じゃだめかな?」
「ケント。ケントも知ってる通り私オタクだよ。かなりのめり込んじゃうこともあるの。だからそのせいでハブられたこともあるくらいなの。もう友達が離れていくのは辛いから初めからオープンにしてるの。ケントも友達だと思ってる。ケントが離れるが嫌だから今の関係を壊したくない。」
「オープンな真由を知ってて俺は友達でいるだろ。今より一歩深い関係になりたい。俺は真由を裏切らない。」
「みんな内心私のことを笑ってる人ばかり見てきた。やっとできた友達なの。だから失うのが嫌なの。」
「失わない。続いていくよ、この関係はずっと。一歩踏み出してみないか。俺じゃダメだと言うなら諦める。でも友達を失いたくないという理由では諦めきれない。真由は俺をどう思う?」
「ケントのことはもちろん好きよ。でも恋愛感情なのかわからない。2次元しか見てこなかったの。だから私のことを好きって言ってくれる人がいるなんて思いもしなかった。」
「なら今日からこいつ私のことが好きなのね、と思いながら過ごしてみてよ。」
「ちょっとぉ〜。なんでそんなに私は上からなのよ。」
「いいんだよ。惚れられてると自惚れてればいいんだよ。俺が真由を甘やかして、俺が真由を好きだってことを実感してたらいいんだよ。」
「ケントはそれでいいの?」
「よくないさ。だから早く真由が降参するように俺も頑張るよ。」
真由はなんだか今まで感じたことがないような胸の奥の疼く感じがした。
キュッと締め付けられるような…。
「さぁ、真由!覚悟しろよー!」
「ケント、もう解決したから迎えに来なくていいんだよ。」
「真由、今日サボらない??一緒に休もう。」
「え?!」
「出かけよう。」
「無理だよ。」
「たまには許されるさ。今日は今日しかないんだから。」
「何言ってるの?」
「今日1日を俺にくれ。」
「え?」
「真由、人生は一度きりだ。俺のターニングポイントに付き合って。お願い。」
「う、うん。」
2人で会社に電話し、後ろ髪引かれる思いで休んだ。
2人ですみだ水族館へ向かった。
この前ちょうど2人で話してだところだったから。
まだ朝はやいし、と思いひとまずカフェに入った。
なんで今日誘われたのか真由は詳しく聞いてこない。
俺がお願いしたからだけど、根掘り葉掘り聞かないところが真由のいいところだ。
いつもと同じように他愛もない会話をしてくれる。
カフェを出た後、水族館へ行き、ソラマチで買い物をしてから最後、夕焼けを見にスカイツリーに登った。
平日だからか人混みもまばら。
俺は今日1日考えていたことを真由に伝える決心がついた。
「なぁ、真由。俺さ、真由ときちんと付き合いたいんだ。フリじゃなくて。真由が好きなんだ。」
「…」
「俺じゃだめかな?」
「ケント。ケントも知ってる通り私オタクだよ。かなりのめり込んじゃうこともあるの。だからそのせいでハブられたこともあるくらいなの。もう友達が離れていくのは辛いから初めからオープンにしてるの。ケントも友達だと思ってる。ケントが離れるが嫌だから今の関係を壊したくない。」
「オープンな真由を知ってて俺は友達でいるだろ。今より一歩深い関係になりたい。俺は真由を裏切らない。」
「みんな内心私のことを笑ってる人ばかり見てきた。やっとできた友達なの。だから失うのが嫌なの。」
「失わない。続いていくよ、この関係はずっと。一歩踏み出してみないか。俺じゃダメだと言うなら諦める。でも友達を失いたくないという理由では諦めきれない。真由は俺をどう思う?」
「ケントのことはもちろん好きよ。でも恋愛感情なのかわからない。2次元しか見てこなかったの。だから私のことを好きって言ってくれる人がいるなんて思いもしなかった。」
「なら今日からこいつ私のことが好きなのね、と思いながら過ごしてみてよ。」
「ちょっとぉ〜。なんでそんなに私は上からなのよ。」
「いいんだよ。惚れられてると自惚れてればいいんだよ。俺が真由を甘やかして、俺が真由を好きだってことを実感してたらいいんだよ。」
「ケントはそれでいいの?」
「よくないさ。だから早く真由が降参するように俺も頑張るよ。」
真由はなんだか今まで感じたことがないような胸の奥の疼く感じがした。
キュッと締め付けられるような…。
「さぁ、真由!覚悟しろよー!」