同期はまさかの御曹司?☆ 番外編完結
俺はスーツに着替え、両親と共にホテルへ向かった。
タクシーで乗りつけてきたユイとご両親。
俺と両親が立っていることにとても驚いていた。
「はじめまして。鈴木康祐と申します。急にお誘いしてすみません。」
「いや…。」
明らかにご両親は困った顔をしている。
「上にお店を予約しておりますのでひとまずお話はあちらで…。」
みんなで15階へ上がると創作和食の店に入る。
夜景も見える個室になっており人気の店だ。ここぞとばかりにコネで押さえた。
「改めまして鈴木康祐と申します。結菜さんとお付き合いさせていただいております。」
「父の鈴木悟です。こちらは妻の美奈子です。」
「…松本陽介です。妻の千絵です。」
「ご無理言ってお食事にお誘いしまして申し訳ありません。
ユイは呆然としており何も話さない。
「結菜さんと結婚をさせていただきたくお願いしに来ました。本来であれば長野まで伺わなければならないことはわかっております。改めて伺わせていただきます。でも、今日は私と両親に会っていただきたくて席を設けました。結婚を前提にお付き合いを認めていただけませんでしょうか。」
「あまりに突然のことで…。結菜は彼とお付き合いしてるのか?」
「うん。」
「失礼ですがどのような方かも存じておりませんで。つい先ほど、彼とご飯を食べないか、と言われてついてきたところなんです。」
「そうですよね。本当に急にお誘いして申し訳ありません。私は結菜さんと同じ会社で働いております。父は会社の社長をしております。今後私が背負うべく今は勉強の身です。お付き合いさせていただいて3年になります。」
「そうですか。」
「突然のことで驚かれたことでしょう。私たちもいきなり今日話を聞かされ驚いているところです。息子は突っ走るところがややあり、スタートダッシュが早いんです。決断が早い。でもこの子がこうと思ったからには理由があると思っています。きっと結菜さんに逃げられないように…なんでしょう。でもこの子の決断を私たちは間違ってないと信じています。なので今日もついてきました。まだまだ勉強不足なところも沢山あります。息子に継いでもらいたいとは思っていますが実力が伴わなければ会社を潰すことになりかねない。甘い世界ではない。なのでこれから大変なことは多いかと思いますが息子の助けになってやってくれませんか?私たちは一人息子だからといって甘やかして育てたつもりはありません。金銭感覚も一般の方と同じように躾けました。どうでしょうか、結菜さん。助けになって欲しいとはいいましたが、こんな息子をもらってやってくれませんか?」
ユイも両親もやや困り顔。
「あなたという人をこれから見せてもらえませんか?結菜は私たちにとって大切な娘なんです。」
「もちろんです。これからよろしくお願いします。」
「お父様からの言葉もありがたく聞かせていただきました。もしそんな大きなご家庭に嫁ぐとして結菜は大丈夫なのでしょうか?私たち田舎者なので結菜には何一つしてあげられないかもしれないです。」
「私の妻も一般家庭から嫁いできました。なので何も心配なんていりません。結菜さんらしくあり続けていいんですよ。」
「そうですか。」
「結菜はどう思うんだい?」
みんなの目がユイに集まる。
「…康祐と結婚したい…」
「そうか…。」
「ではひとまずお近づきの印にお食事をいただきましょう。」
俺の父がそういい、ユイのお父さんにお酌する。
母同士もなんとなく会話が始まる。
タクシーで乗りつけてきたユイとご両親。
俺と両親が立っていることにとても驚いていた。
「はじめまして。鈴木康祐と申します。急にお誘いしてすみません。」
「いや…。」
明らかにご両親は困った顔をしている。
「上にお店を予約しておりますのでひとまずお話はあちらで…。」
みんなで15階へ上がると創作和食の店に入る。
夜景も見える個室になっており人気の店だ。ここぞとばかりにコネで押さえた。
「改めまして鈴木康祐と申します。結菜さんとお付き合いさせていただいております。」
「父の鈴木悟です。こちらは妻の美奈子です。」
「…松本陽介です。妻の千絵です。」
「ご無理言ってお食事にお誘いしまして申し訳ありません。
ユイは呆然としており何も話さない。
「結菜さんと結婚をさせていただきたくお願いしに来ました。本来であれば長野まで伺わなければならないことはわかっております。改めて伺わせていただきます。でも、今日は私と両親に会っていただきたくて席を設けました。結婚を前提にお付き合いを認めていただけませんでしょうか。」
「あまりに突然のことで…。結菜は彼とお付き合いしてるのか?」
「うん。」
「失礼ですがどのような方かも存じておりませんで。つい先ほど、彼とご飯を食べないか、と言われてついてきたところなんです。」
「そうですよね。本当に急にお誘いして申し訳ありません。私は結菜さんと同じ会社で働いております。父は会社の社長をしております。今後私が背負うべく今は勉強の身です。お付き合いさせていただいて3年になります。」
「そうですか。」
「突然のことで驚かれたことでしょう。私たちもいきなり今日話を聞かされ驚いているところです。息子は突っ走るところがややあり、スタートダッシュが早いんです。決断が早い。でもこの子がこうと思ったからには理由があると思っています。きっと結菜さんに逃げられないように…なんでしょう。でもこの子の決断を私たちは間違ってないと信じています。なので今日もついてきました。まだまだ勉強不足なところも沢山あります。息子に継いでもらいたいとは思っていますが実力が伴わなければ会社を潰すことになりかねない。甘い世界ではない。なのでこれから大変なことは多いかと思いますが息子の助けになってやってくれませんか?私たちは一人息子だからといって甘やかして育てたつもりはありません。金銭感覚も一般の方と同じように躾けました。どうでしょうか、結菜さん。助けになって欲しいとはいいましたが、こんな息子をもらってやってくれませんか?」
ユイも両親もやや困り顔。
「あなたという人をこれから見せてもらえませんか?結菜は私たちにとって大切な娘なんです。」
「もちろんです。これからよろしくお願いします。」
「お父様からの言葉もありがたく聞かせていただきました。もしそんな大きなご家庭に嫁ぐとして結菜は大丈夫なのでしょうか?私たち田舎者なので結菜には何一つしてあげられないかもしれないです。」
「私の妻も一般家庭から嫁いできました。なので何も心配なんていりません。結菜さんらしくあり続けていいんですよ。」
「そうですか。」
「結菜はどう思うんだい?」
みんなの目がユイに集まる。
「…康祐と結婚したい…」
「そうか…。」
「ではひとまずお近づきの印にお食事をいただきましょう。」
俺の父がそういい、ユイのお父さんにお酌する。
母同士もなんとなく会話が始まる。