夜明けの光をあつめながら
何も答えない私を見て、お母さんは席を立つ。
どうやらお母さんの『晩ご飯の時間』は終わりらしい。

「お母さん、先に片付け始めるわね。
ゆっくりご飯食べなよ」

「うん」

お母さんは自分が使った食器を洗って片付けると、散らかった玄関へ向かった。
私も早く食べて、お母さんを手伝おう。

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