極上パイロットの赤ちゃんを溺愛初夜で宿しました

翌日、仕事を終えた美羽は、同期の萌子とふたりでイタリアンレストランへやって来た。
二十階という高層階にはラグーンを模したプールがあり、SNSなどでもよく紹介され、女子会などにうってつけのおしゃれな店である。

店内は満席だが、萌子が予約を入れていたためすんなりテーブルへ案内された。窓のすぐ外には青い光に照らされたラグーンがあり、その向こうにはスカイツリーが見える。真冬でなかったらオープンテラスで食べるのも気持ちいいだろう。

ピザやパスタはもちろんサラダなどを注文して、ひとまずオレンジフィズで乾杯をする。


「ねぇ美羽、結婚ってどう思う?」
「な、なにをいきなり」


唐突に聞かれてオレンジフィズを口から吹きそうになった。美羽が隠れて結婚しているとは萌子も想像しないだろうが、核心を突かれように勝手に感じてひとりでドギマギする。


「私もそろそろ結婚を考えてもいいかなーと思って」
「萌子、彼氏できたの?」


たしか二年くらい前に別れて、それきりだったはずだ。
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