極上パイロットの赤ちゃんを溺愛初夜で宿しました
「カフスボタンとネクタイピン?」
「はい。制服にも使えるかなって思って」
「これ、飛行機だろう?」
どちらも飛行機をモチーフにしたものだ。
独特のフォルムが、カジュアルでありながら知的な印象も見せる。
「見つけたときにコレだ!って思っちゃいました」
「美羽が欲しかったんじゃないか?」
「バレました?」
「バレバレだ」
翔がクスクス笑う。
「でも、かなりうれしい」
「よかった」
「仕事中にも俺に身に着けてほしいって思ってくれた美羽の気持ちもね」
「そ、それは……」
言われてみれば、なるべく身に着けられるものを基準にして考えていたことに気づく。翔の重荷になりたくないと思うのと裏腹に、ずっとそばにいたいという気持ちはどうしたって隠しきれない。
ごにょごにょと口ごもっていたら、今度は翔が席を立った。戻ってきた彼の手には小さなケースが握られている。