極上パイロットの赤ちゃんを溺愛初夜で宿しました
「俺は、美羽にだけそう思ってもらえればいい」
真っすぐな視線が美羽に飛んできた。彼の真顔にどぎまぎして目が宙を泳ぐ。
「えぇっと……そうだ、翔さんに渡したいものがあるんです」
パチンと手を叩いた。
話を逸らしたわけではないが、大事なことを思い出して席を立つ。キャリーバッグを開けてポケットから小さな包みを取り出し、テーブルに戻る。
「遅くなりましたが、誕生日プレゼントです」
「俺に?」
リボンのかかったケースを翔のほうに滑らせる。
なにをあげたらいいか散々迷い、ようやく準備できたのは昨日だった。
「開けていいか?」
「もちろんです。気に入っていただける保証はないですけど」
翔がやけにうれしそうにリボンを解いていく。開いたケースから中身を取り出した。