極上パイロットの赤ちゃんを溺愛初夜で宿しました

あの日以降もコックピットから見られていたのかと思うと、なんだか恥ずかしい。


「キミがあそこから厳しい目でチェックしているのかと思うと、操縦桿を握る手が震えるよ」
「そんなに怖い目で見ませんからっ」


あくまでも美しい機体を眺めるのが目的。それに美羽が見ていたところで、彼のたしかな腕がぶれることなど絶対にない。


「機長になってもがんばってくださいね」
「もちろんそのつもりだけど、ありがとう」


翔は右手を制帽のあたりまで上げ、軽く敬礼の仕草をした。
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