極上パイロットの赤ちゃんを溺愛初夜で宿しました
「パーティーかなにか?」
「あ、はい、そんなところです」
目を泳がせて曖昧に頷く。
どうか、なんのパーティーだと聞かれませんようにと願ったが、それはすぐに打ち砕かれた。
「同窓会とか?」
「……いえ、そうでは、ないのですが」
突っ込んで聞かれて困惑する。答えに窮してしどろもどろだ。
婚活パーティーだとは知られたくないという願いも直後に儚く消えていく。それもバッサリと断ち切られるように。
「もしかして出会い系のパーティー?」
「えっ!」
ズバッと核心を突かれて鼓動が跳ねた。
(どうしてわかったの!?)
〝出会い系〟という、あまり良くない響きのせいもあるだろう。恥ずかしさで顔を赤くしながら目を白黒させる。
「それ」
彼の指先が美羽の左胸のあたりに向けられた。
(それ……? あぁっ!)