【完結】年上御曹司と始める幸せお見合い結婚
「そうだ美鈴。俺赤ちゃんの名前、決めてきたんだ」
「え? 梓さんが?」
「ああ。聞いてくれるか?」
その問いかけにわたしは「もちろんです。聞かせてください」と答えた。
「紫織(しおり)ってどうかな?」
「紫織……すごくいいです。紫織、とても素敵です」
「本当に?良かった」
高木原紫織(たかぎはらしおり)。今日からこの子は、高木原紫織。わたしたちの赤ちゃん。
「梓さん、なんで紫織にしたのか教えてください」
「ああ。ちょうどここに来る時、キレイな紫陽花が咲いていたんだ。あと出張に行く時、新幹線の中でたまたま本を読んでいてね、そこに栞が挟んであってさ。 その紫陽花と栞を見て、くっつけて紫織にしたんだ。……どう?」
「はい。紫陽花はこの時期とてもキレイですし……。きっとこの子は美人になる予感もしてますので、この子にピッタリですね」
いい名前を付けてもらった。ありがとう、梓さん。
「美鈴の血を受け継いでいるから、紫織もきっと美人だよ」
「ありがとう、梓さん」
わたしたちはこれから、家族としての新たな一歩を踏み出す。これからもよろしくね?梓さん。
【番外編完結】


