【完結】年上御曹司と始める幸せお見合い結婚
「さ、もう寝よう。……おやすみ、美鈴」
「おやすみなさい」
わたしたちは部屋の電気を消して、お互い抱き合いながら深く眠りに就いた。
◇ ◇ ◇
それから3ヶ月後の6月19日、わたしは大学病院で、陣痛が来てから約3時間後の午前10時15分、元気な女の子を出産した。何事もなく、母子ともに健康だった。
「美鈴、生んでくれてありがとう」
出産を終えて病室のベッドでに横たわるわたしに、梓さんは優しくそう言葉をかけてくれた。
「……梓さん」
思わず溜めていた涙が、溢れてしまった。
「よく頑張ったな。一人で大変だっただろ?」
「ううん。わたしは平気」
梓さんが仕事で出張に行っていた時にいきなり出産になってしまったため、梓さんが来たのはそれから数時間経った頃だった。幸いお母さんの元へ行っていた時に陣痛が来たため、お母さんがすぐに病院へと連れてってくれたから、お母さんがいてくれて本当にありがたかった。
「本当に可愛いな?俺たちの赤ちゃん」
「……うん。すごく可愛い」
この子が、わたしたちの赤ちゃんなんだ……。