年下のかわいい後輩くんが彼氏になりました

帰る前にショップに寄り、お土産を選んで。

何かお揃いの物が欲しくて色々探していたら、啓太がお揃いのイルカのキーホルダーを買ってくれて、プレゼントしてくれた。

「わぁ、ありがとう。これ啓太のおうちの鍵に付けようかな。私の大切なお守りだし」

「うん、鍵に付けてよ。俺も鍵に付けるからさ」

「これ、私から啓太にプレゼント。はい」

「えっ?いつの間に買ってたの?何?」

啓太はそれを袋から半分出して、

「おー!もしかしてスポーツタオル?マジで?ありがとう、優菜!これ、秋の新人戦の時に使うね。うわ、嬉しい」

私が選んだのは海の中でイルカが泳いでいるデザインのタオル。

サメと悩んだけど、啓太もイルカのキーホルダーを選んでくれたし、イルカで良かったのかな。

そして気になる物が1つ。啓太が持っているお土産。

誰に渡そうと思って買ったんだろう。

啓太はそのお土産について何も言わないし、なんか私も聞けなくて。

買い物も終わり、私たちは帰るために八景島を後にした。

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