幼女で領主で聖女様!?名前を奪われ外れスキルと追放されたけど、辺境の地でなりあがる!
父の命令でリーゼロッテが放り込まれたのは、小さな明り取り用の窓しかない部屋だった。普段は物置として使われていて、この部屋を訪れる人はめったにいない部屋だ。
リーゼロッテが父の不興を買ったということは理解したのだろう。何も言わず、使用人はリーゼロッテをその部屋に押し込んだ。
「お父様! リーゼ、悪いことしてないよ!」
「ここから出てくるな!」
今までの優しさが嘘のようだ。父は乱暴な手つきで扉を閉めようとした。
自分に与えられたスキルが"外れ"だったのはしかたないにしてもこんな風に閉じ込めるのは違う。そう父に訴えようとリーゼロッテは手を伸ばしたけれど。
「私に触れるな!」
思いきり振り払われて、尻もちをつく。鈍い痛みにじわりとリーゼロッテの目に涙が浮かぶ。
いら立ちをぶつけているかのように激しい音と共に扉が閉じられ、向こう側から鍵をかける音がした。
残されたリーゼロッテは茫然とした。
「――出して! ねえ、出して!」
閉ざされた扉を叩いてみるけれど、誰もいないのだろうか。リーゼロッテの声にこたえてくれる者はいない。
(……なんで、こんな)
リーゼロッテが父の不興を買ったということは理解したのだろう。何も言わず、使用人はリーゼロッテをその部屋に押し込んだ。
「お父様! リーゼ、悪いことしてないよ!」
「ここから出てくるな!」
今までの優しさが嘘のようだ。父は乱暴な手つきで扉を閉めようとした。
自分に与えられたスキルが"外れ"だったのはしかたないにしてもこんな風に閉じ込めるのは違う。そう父に訴えようとリーゼロッテは手を伸ばしたけれど。
「私に触れるな!」
思いきり振り払われて、尻もちをつく。鈍い痛みにじわりとリーゼロッテの目に涙が浮かぶ。
いら立ちをぶつけているかのように激しい音と共に扉が閉じられ、向こう側から鍵をかける音がした。
残されたリーゼロッテは茫然とした。
「――出して! ねえ、出して!」
閉ざされた扉を叩いてみるけれど、誰もいないのだろうか。リーゼロッテの声にこたえてくれる者はいない。
(……なんで、こんな)