死神は花を狂おしい程愛してる
「花楓、来て?」
手を掴み、引っ張る蒼士。
そのまま花楓を、寝室に連れていった。

寝室に着くとドアを閉め、鍵をかけた。
そして花楓をドアに押し付けて、両腕で閉じ込めた。
「え……
ごめんなさい…蒼士さん。
私、何か気に触るようなこと……」
「なんで?」
「え?ごめんな━━━━━
ンンン……」
「………なんで、謝るの?
花楓は悪くないでしょ?」
花楓の口をキスで軽く塞ぎ、口唇をなぞった。
そして、囁くように言った。

「え…///私のせいで……お友達、帰らせたんだよね……?」
顔の近さに顔を赤くし、花楓が答える。
「違うよ。花楓のせいじゃないよ…ただ…見せたくなかっただけ……俺以外の男に……
だから、そんな風に言うなよ……」
「うん…良かった……私のせいじゃなくて…」
ホッとしたように、微笑んだ。

「フフ…可愛い……」
再度口唇をなぞり、
「このまま、また抱かせてね……」
と口唇を塞いだ、蒼士だった。

「ん…はぁ……あ…あぁ…んぁぁ…」
「可愛い…花楓……」
「蒼…士、さん……そこ…だめ……」
「ん?
ここ…?」
「やぁぁ……だめぇ…」
「フフ…ダメってことは……いいってことだよね…?
ほら……もっと…声、聞かせて…?
可愛くて、甘いその声……」

二人がひとつに繋がり、ベットのスプリングが軋む。
「絶対に……」
「んぁ…蒼、士……さ…」
「誰にも……」
「声、止まら…な…」
「見せない……」
「んぁぁ……あ…んぁ…」
「渡さねぇ……」
「蒼士……さ…」
「俺だけの……花楓…」
「もう…だめぇ……」

花楓が果てて、意識を飛ばした━━━━
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