死神は花を狂おしい程愛してる
花楓が目を覚ますと、ベット上で蒼士に組み敷かれていた。
「おかえり、花楓…
待ってたよ…まだ、足りないから…また愛し合おうね…!」
「え……蒼士、さ……んぁぁ…も…身体が……もたない…だめ……」
「ダメ…だよ…俺はまだ……愛し足りない…
こんなに…愛してるんだから、ちゃんと受け止めて…?」
何度意識が飛んでも、蒼士に引き戻され、二人は何度も果てて落ちた。

夜明け少し前━━━━
洋次が二人の寝室に、入ってきた。
二人は、抱き締め合って眠っている。

「ただいま、蒼士。
…って、まだ寝てるよね…?
てか、何これ!?水浸しじゃん!!」
寝室に風呂場がついている為、風呂場からベットまでがびしょびしょだ。

洋次は手に例の頼まれ物(避妊薬)を持って、蒼士の背中の死神を見つめていた。
「ほんっと、残酷だよな。蒼士。
……でも…いいなぁ…そんな風に蒼士に想われて…」
ブーッブーッ……と洋次の内ポケットのスマホが震えた。
部屋の端の方に移動し、電話にでた。
『洋次、コイツ…後はどうすりゃあいいんだ?』
「ちょっと待ってください。蒼士を今から起こして、聞いてみます」
一度、通話を切り蒼士を起こす。
「蒼士…!起きて~!」
「ん……んー
洋、次…?」
「うん…古澤、どうすればいいかだって!」
「んぁ…?あー」
そう言って、ムクッと起きた蒼士。
花楓にシーツをかけ直してこめかみにキスをし、起こさないようにゆっくりベットから下りる。
下着をはいた蒼士が、ソファーに移動して座った。
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