誰を?何を?見ているの?

☆☆新居と顔合わせ


引っ越し業者がきて
荷物を運ぶ
たいして荷物もないから
小さなトラックだ。

拘りのあるものは、
実家に運んでもらって
後は廃棄してもらう。

とも子がマンションにやってきて
片付けをして、二人で買い物に。
久々の買い物ととも子との
お出かけに心が弾んでいた。

電化製品は剃ろっていたから
後の必要な物を購入していく。
食器類やカーテン、シーツ
タオルやバスタオル
「楽しいね、買い物。」
と、言う、とも子に
「とも子と、だからね。」
と、言いながら帰宅をして
全てを片付ける。

夜は、三人でお蕎麦を食べた。

彼・薫さんは、
居心地悪そうだから
「お兄さんの所へ帰って大丈夫だよ。」
と、言ったが
「俺の家は、ここ。」
と、言うから
「ふーん」
と、返すと、とも子に
「ねぇ、あなた達、そんな他人行儀で
明日、大丈夫なの?」
と、心配される始末

そこへ
「あっ!!」
と、言うとも子
「まさか、黙ってきたの?」
と、言う私に。
「だって、すごく怒るから。
       頭きちゃって。」
「出て!!代わるから。」
「はぁっ·····」
「はい。」と、出る
とも子の携帯から
怒鳴り声が·····

「▪☆*−*♯※・・」
携帯をとも子から取り上げて
「凪。ごめん。私が行けないんだから
とも子を叱らないで。
うん、うん、わかってる。
大丈夫だよ。本当に。
大丈夫。うん、わかった
とも子を返すから
そっちの病院にタクシーで。
凪、わかった。
叱らないでよ。」
と、言って、とも子に携帯を返して
とも子と下まで行き
タクシーに乗せる。

「とも子、ごめんね。
そして、今日はありがとう。
すごく、楽しかった。」
「私も。また、行こうね。
風間さんにお礼言ってね。」
と言う、とも子に手を振り
タクシーが見えなくなってから
部屋へと戻ると
薫さんが食べた物を片付けていたから
「ごめんなさい。
とも子がご馳走様でした、って。」
と、言うと
「彼女、大丈夫だったの?」
「うん。恋人に黙って来たみたいで。」
「恋人?」
「ああ、私の幼馴染みで
私の実家で外科医をしている
腕よしの先生。」
「幼馴染み?」
と、言う彼の顔に翳りがさす。
私は気にしないように
「お風呂、先にはいる?」
と、声をかけると
「·····ああ。」
と、言ってお風呂に向かう薫さん。

はぁっ····自分で決めた事だけど
大丈夫かな?
他人と一緒に暮らすなんて·····

お風呂から上がり
私達は、少し話をして
お互いのベッドへと入った。

朝、朝食を作り二人で食べる
まさか、私が朝食を作ると思って
いなかったのか
いささか、驚いていたが
「美味しい。」
と、言った彼に
「ありがとう。」
と、返す。

料理は、嫌いではない
ママができないから
自然とやるようになった。

まぁ、遥に栄養の良いものを
食べさせたかったからだが。

着替えをしてから
二人でマンションを出た。

場所は、お見合いをした店だ。

おじいちゃま、風間さん
お父さん、ママと多分薫さんの
お兄さん。
後は、おじいちゃまの側近の黒木さん
風間さんの側近の阿川さん。

薫さんは、まずは、
私の両親に挨拶をした。

前回の非礼をお詫びして
遅くなりましたが、と。
結婚のお願いを。
父は、
「よろしく頼むね。」
と、言い
ママは、
「彩葉を傷つけないでね。」
と、言った。
薫さんは、
「ありがとうございます。」
と、頭を下げた。

今度は、私がお義兄さんの哲さんに
ご挨拶とよろしくお願いいたします。
と、お伝えした。

それからは、九人で食事を
しながら、新居の話や
指輪?とか言われて
「病院でできないし
要らないと言った。」
と、答えると
ママは、呆れていて
薫さんは、頭をかいていた。

お義兄さんの哲さんは、
優しい人で弟の薫さんを
可愛がっているのが
わかった。
「弟を、薫を
よろしくお願いします。」
と、言う目が何か言いたそうで
あったが、気づかないようにして
「いつでも遊びにきてください。
お一人では、寂しいでしょ。」
と、言うと
「ありがとう。また、
    寄らせてもらいます。」
と、言うから頷いた。
< 20 / 85 >

この作品をシェア

pagetop