誰を?何を?見ているの?
21項

☆☆その後


あれから⋅⋅⋅⋅⋅二年⋅⋅⋅⋅⋅


凪ととも子の間には
女の子⋅⋅⋅⋅⋅陽乃(はるの)ちゃん。

凪が、メロメロで
おかしくて笑いがでる。

とも子は、呆れぎみ。
とも子は、産後一年で
復帰をした。
でも、凪の両親の保育園を
手伝いたいと悩んでいる。


私と薫の元にも⋅⋅⋅⋅⋅⋅

男の子がやってきた。
立ち会い出産を望んだ薫は⋅⋅⋅⋅⋅

子供は、一人で十分と
真っ青な顔をして言うから
とも子と笑った。

私の赤ちゃんは、
とも子が主治医。

二人とも感無量。

薫は、私が苦しむのを見ていたから

だが⋅⋅⋅⋅⋅

私は、もう一人は欲しい。
自分が、一人っ子だったから。

陽光(はる)
風間 陽光。

薫が、遥(はるか)の名前を入れたいと
言ってくれたが⋅⋅⋅⋅⋅
私は、これで十分だと
思っている。

遥にとらわれなくてよい。
私は、薫を愛しているし
遥は、お墓に行った時に
話せる友達。
そう伝えると
驚いた顔をしたが⋅⋅⋅⋅⋅
私を抱き締めて
「愛してる。」
と、耳元で囁いてくれた。

陽光は、風間のお祖父様や哲さん
私の両親からも可愛がられて
大変。

甘えん坊になってしまう。


薫の兄・哲さんは、
日本で起業して
今は、結婚どころではない
と、奮闘している。


陽光が二歳になった時
私と薫は、結婚式?御披露目に呼ばれた。

彼らは、海外で式を挙げて
わざわざ、日本でも
御披露目を行った。

御披露目には、
哲さんと私達夫婦
凪ととも子
私の父と永倉のご両親

そう、その御披露目は、
薫と哲さんの幼馴染み
天音ちゃんと

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅遥の弟の⋅⋅⋅⋅⋅⋅紬君。

紬君は、自分の両親の為に
アメリカで式を挙げ

私達に参加して欲しいと
日本でも行う事にしたと。

私達と紬君の両親とは
わかり合う事はない。

遥がどんな気持ちでいたのか⋅⋅⋅⋅⋅⋅と
考えただけで、私達は無理だ。

それがわかっているのか
紬君は、日本の私達の為だけに
御披露目を行う。
それは⋅⋅⋅⋅⋅⋅

「だって、哲ちゃんや薫ちゃん
彩葉ちゃんにみせたいじゃない。
私の幸せそうな姿を。」
と、言うのは、天音ちゃん。

あの時にであったわけではなく
ピアノのコンサートに
誘われて行った
紬君が、天音ちゃんに
一目惚れをしたらしい。

で、天音ちゃんは⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅
「あなた?」と、言われて
その時に気づいたらしい。

天音ちゃんは、
「薫ちゃんをいじめた人なんか、嫌よ。」
と、言ってたらしいが
紬君が、頑張って、頑張って
落としたらしい。

「とっても、お似合いよ。」
と、伝えると
「でしょう。」
「ありがとう。」
と、嬉しそうな二人。

みんなで、ワイワイ楽しい
御披露目となった。

紬君は、学ぶ事はきりがない。
だけど、日本で頑張りたいと
天音ちゃんと日本を拠点に
生活を送る事に。
天音ちゃんも紬君が忙しいから
自分の仕事をセーブしている。

永倉のご両親は、
一人娘の天音ちゃんが
近くにいることを喜んでいた。
遥、紬君の両親とは、
紬君が、もうよい
と、離れたらしい。

天音ちゃんも遥の話を
紬君に、聞いてから
大切にしないといけないのは
わかっているけど
複雑だったらしく。
私と凪は、申し訳なく思っていたが。

紬君が、俺が決めた事です。
両親には、兄の事を
悔い改めて欲しい。
できるか、わからないけど⋅⋅⋅⋅⋅と。
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