彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目
「俺がみくるを初めて見たのは……
電車の中……」
「……えっ?」
いつの話しだろう?
「第一印象は、『この女、私服ダッサ』って
感じだったんだけどさ……」
…、なっ!
いきなり、ディスられたし!
どうせ私は、貧乏で
着古した洋服しか、持っていませんよ。
ムッとした私に気づいたのか
「怒んなって」と、笑い出した氷牙さん。
やんちゃな笑いが
おさまったと思ったら
今度は
すっごく優しい表情で、見つめられたから
ドクンドクンと、私の心臓が暴れ出す。