彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目
聞きたい。
教えて欲しい。
『なぜ、父の借金を肩代わりしてまで
見ず知らずの私を
結婚相手に選んだんですか?』って。
でも、ドキドキに支配された私には
それを聞く余裕すらない。
ベッドの上で体を起こしたままの
私の隣に
氷牙さんは腰を下ろすと。
ピタっ。
私の頬に、両手の平をくっつけてきた。
心臓のバクバクが止まらない。
頬の熱が、ググっと上がってしまう。
きっと私の顔は
掛布団に描かれたイチゴより、真っ赤。
やばっ。
氷牙さんにドキドキしているのが、
バレちゃうよ。
顔の熱を下げなきゃ。
でも、どうやって?