彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目
痛みを逃がすため
ふくらはぎをスリスリしていると
「みくる様~」
一人の女の子が、私の胸に飛び込んできた。
「みくる様の髪、今日は私が
ポニーテールをする係ですからね」
「乃々、ありがとう。
教室に着いたら、頼むね」
「ひゃっ!
みくる様に、お礼言われちゃったぁ!」
乃々は、顔の横でグーにした手を
ぶんぶん振り
ウサギみたいに飛び跳ねながら、
友達のところに戻っていく。
乃々の笑顔は、
抱きしめたくなっちゃうくらい可愛いな。
他の子猫ちゃん達も、
行動の一つ一つが、可愛すぎで。
天使っぽくて。
私の目に映るだけで、
ニヤニヤが止まらなくなっちゃう。
だけど……
今だけは……
『様』づけで呼ぶのはやめて!
頼むから!