彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目



頭の中で
必死に手を合わせ、懇願するも……



「姫~。
 今日の昼休み
 集会をやるって、総長が言ってましたよ」



今度は、通りがかりの男子に

『姫』呼ばわりされちゃったから、ガックリ。





「へ~。
 みくるって、
 男子に『姫』って呼ばれてるんだ~」


「……アハハ」



氷牙さんに、引きつり笑いを返したけれど

誤魔化せていないみたい。



「家に帰ったら、お仕置きが必要だな」


「お仕置き?」


「そう。
 みくるは誰のものなのか、
 教え込まなきゃいけないからな」



氷牙さんに

色気たっぷりのイライラ声を、
耳元でささやかれる始末。



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