【完】孤独なメイドは執事を独り占めしたい
テオの部屋を出た二人は何も話さず廊下を歩いていた。








テオ様がボクに結婚を申し入れた理由を聞きそびれた。







「本当にキスされてないんだよな?」








「え、あ、はい。」






突然どうしたんだろ?なんか怒っているみたい。








「ルイス様?」







「安心した...。もういい。自分の仕事に戻れ」







ルイス様が良くてもボクは良くないです...!そんな悲しいそうな顔をしているルイス様をほおっとけません!









曲がり角を曲がろうとしたルイスの服の袖を掴んで引き止めた。








だが、ルイスはアルマの方を見ることなく、振りほどいて道を進み続けた。
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