食堂の白井さんとこじらせ御曹司
「え?買いたいんですか?いえ、売るようなものじゃないので……トンボ玉はストラップと同じように穴に通して加工すればかんざしにもなると思いますが……」
「十分売るようなものだよ!」
「えーっと、あの、じゃぁ、今度いくつか持ってきます。えっと、売り物ではないので、じゃぁ、材料費をもらうという形で」
「え?そんなのでいいの?うん、分かった。友達に伝える!ありがとうね!あ、ファッションショーは結梨絵ちゃんも見に行く?食堂の仕事ある日なのかな?」
夏の浴衣ファッションショー?どこかでポスターを見た気はしますが、あまり興味がないので一度も見に行ったことはありません。いつですたっけ?
土日ならば食堂は休みです。平日でしょうか?
「あ、いたいた。おーい!じゃぁ、また連絡するね!」
話しながら歩いていたら、いつの間にか目的の駅に着いたようです。駅前の広場に背の高い人影が見えます。あれが、和臣さんでしょうか。
菜々さんがそのまま速足で駅へと入っていきました。広場の背の高い人影が近づいてきます。
「結梨絵ちゃん、今日はありがとう」
「あ、はい。いえ、あの、楽しみです。お店の写真見ました。あれを見たら、一度行ってみたくなりますね」
「よかった。なんか、菜々がだまし討ちみたいに、僕の名前伝えずに返事もらったみたいだから」
「え?」
「本当は、後で、僕と一緒だって知って断りたかったんじゃないかって思って……」
どきんと、心臓の奥が痛くなる。
和臣さんの言うように、断りたかった。でも……。
「楽しみでしたよ。もしかしたら、モニターに映る魚の話とかもしてくれるかもしれないって思うと」
「え?それは困ったな。魚はあんまり詳しくないんだ……」
和臣さんが頭をかいた。
「ふふふ、じゃぁ、気になることがあったら、一緒に調べればいいですね」
「いや、気になることがあっても、結梨絵さんと一緒にいるときに調べたりするつもりはないよ」
二人で並んで駅へと向かう。お店はここから2駅先にあるらしい。
「いいですよ、調べてください。私も、美味しいなって思ったら、その食材についてすぐに調べだすかもしれませんから!なんか、あまり日本では食べないような南国のカラフルな魚も出てくるんですよね?」
電車に乗り込む。立っている人はまばらで、席は座れるか座れないか程度空いていた。
「十分売るようなものだよ!」
「えーっと、あの、じゃぁ、今度いくつか持ってきます。えっと、売り物ではないので、じゃぁ、材料費をもらうという形で」
「え?そんなのでいいの?うん、分かった。友達に伝える!ありがとうね!あ、ファッションショーは結梨絵ちゃんも見に行く?食堂の仕事ある日なのかな?」
夏の浴衣ファッションショー?どこかでポスターを見た気はしますが、あまり興味がないので一度も見に行ったことはありません。いつですたっけ?
土日ならば食堂は休みです。平日でしょうか?
「あ、いたいた。おーい!じゃぁ、また連絡するね!」
話しながら歩いていたら、いつの間にか目的の駅に着いたようです。駅前の広場に背の高い人影が見えます。あれが、和臣さんでしょうか。
菜々さんがそのまま速足で駅へと入っていきました。広場の背の高い人影が近づいてきます。
「結梨絵ちゃん、今日はありがとう」
「あ、はい。いえ、あの、楽しみです。お店の写真見ました。あれを見たら、一度行ってみたくなりますね」
「よかった。なんか、菜々がだまし討ちみたいに、僕の名前伝えずに返事もらったみたいだから」
「え?」
「本当は、後で、僕と一緒だって知って断りたかったんじゃないかって思って……」
どきんと、心臓の奥が痛くなる。
和臣さんの言うように、断りたかった。でも……。
「楽しみでしたよ。もしかしたら、モニターに映る魚の話とかもしてくれるかもしれないって思うと」
「え?それは困ったな。魚はあんまり詳しくないんだ……」
和臣さんが頭をかいた。
「ふふふ、じゃぁ、気になることがあったら、一緒に調べればいいですね」
「いや、気になることがあっても、結梨絵さんと一緒にいるときに調べたりするつもりはないよ」
二人で並んで駅へと向かう。お店はここから2駅先にあるらしい。
「いいですよ、調べてください。私も、美味しいなって思ったら、その食材についてすぐに調べだすかもしれませんから!なんか、あまり日本では食べないような南国のカラフルな魚も出てくるんですよね?」
電車に乗り込む。立っている人はまばらで、席は座れるか座れないか程度空いていた。