独占欲強めな御曹司は政略妻のすべてを奪いたい
「そう怯えるなよ」
透哉さんは私を組み敷き、私の髪を撫でながら耳もとで囁いた。
私は小刻みに震え、涙が滲む。
「愛していない男に抱かれるのは嫌か?」
感情の読めない透哉さんの低い声に、私はとっさに目を見開いた。
あまりにも私が怖がるから、拒絶していると勘違いされたのだろうか。
「いいえ……。どうしていいのかわからないだけです……。私は透哉さんの妻ですから、嫌ではありません」
「妻だから義務で俺に抱かれるのか?」
透哉さんはなぜか少し語気を強めた。
それでも彼もまた私を愛しておらず、義務で私を抱くのだ。私たちは業務提携を前提とした政略結婚なのだから今さら無粋な質問だった。
なにも答えられずにいると、大きな手で頬を包まれる。
「琴子が俺をどう思っていても、途中で止める気はない」
「……はい」
私は再び目を閉じ、彼に身を委ねた。
たとえ彼にとって愛のない営みでもいい。
私はきっとまた彼を好きになると予感しているから。
透哉さんは私を組み敷き、私の髪を撫でながら耳もとで囁いた。
私は小刻みに震え、涙が滲む。
「愛していない男に抱かれるのは嫌か?」
感情の読めない透哉さんの低い声に、私はとっさに目を見開いた。
あまりにも私が怖がるから、拒絶していると勘違いされたのだろうか。
「いいえ……。どうしていいのかわからないだけです……。私は透哉さんの妻ですから、嫌ではありません」
「妻だから義務で俺に抱かれるのか?」
透哉さんはなぜか少し語気を強めた。
それでも彼もまた私を愛しておらず、義務で私を抱くのだ。私たちは業務提携を前提とした政略結婚なのだから今さら無粋な質問だった。
なにも答えられずにいると、大きな手で頬を包まれる。
「琴子が俺をどう思っていても、途中で止める気はない」
「……はい」
私は再び目を閉じ、彼に身を委ねた。
たとえ彼にとって愛のない営みでもいい。
私はきっとまた彼を好きになると予感しているから。