独占欲強めな御曹司は政略妻のすべてを奪いたい
「んっ……透哉さん……っ」

彼の唇が私の首筋や肩をたどり始め、私はとっさに彼の胸を突き返した。けれど弾力のある滑らかな彼の肌がじかに触れ、手から力が抜けてしまう。

「私は……どうしたら……?」

「なにかしてくれるのか?」

ぐいっと手首を掴まれ、指先にキスを落とされた。

私を挑発するような仕草に、心臓が張り裂けそうになる。

「はい……。私……なんでもします。だから教えてください……」

未経験でもきちんと妻としての務めを果たしたかった。

赤みの差した目もとで見つめると、彼は情欲を滲ませる。

「俺の前でだけ淫らになる琴子もいい。だが今夜は黙って俺にかわいがられていろ」

「あ、んっ……」

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