虐げられ幼女は、神子だろうと聖騎士パパ&もふもふお兄ちゃんたちと平凡に生きたい
「あとは自分の形を思い出せ。そうすりゃ、どうにかなる」

 サフィに言われ、ティトはその通りにしたようだった。やや時間はかかったものの、元の少年の姿へと変化する。

「戻れたぁ……!」

「そのうちルブにちゃんと教えてもらえ」

「サフィお兄ちゃんは教えてくれないの?」

「俺には向いてねェ」

 ほっとした様子ながら、ティトはまだ不安そうにしている。父親の姿がないのだから当然だろう。

 彼には構わず、サフィは黙っていたゼノハルトへ視線をずらした。

「俺がちびを抱っこしてやりたいのになァ」

「こういうときは父親に譲るものだ」

「たしかに?」

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