結ばれない運命〜愛する人は空の彼方へ〜
祐くんは両手を合わせて祈っていた。

「わかった、仕事終わったら凛のアパートに祐を迎えに行くからそれまで頼む」

「いえ、お祖母様の所にまた送って来ますけど」

「大丈夫だよ、俺が祐を迎えに行く、凛と会いたいんだ」

彼の言葉にドキッとした。

「わ、わかりました、じゃあ祐くんとアパートに戻ってますね」

「ああ、よろしく頼む」

そう言ってスマホは切れた。

「祐くん、パパの了解得たから、お出かけしようか」

「うん」

祐くんは目を輝かせて答えた。

「では祐くんをお預かりします、大和さんが仕事終わったら私のアパートに迎えに来てくれるそうですから、ちょっと遅くなるかもしれませんが、心配しないでください」

「ありがとうございます、祐をよろしくお願いしますね」

「じゃ、祐くん行こうか」

「お祖母ちゃん、行ってきます」

「気をつけてね」

私は祐くんとお祖母様の元を後にした。

「さて、何処行く?」

「動物園がいいな」

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