どうすれば良いの?

「そうか。 はい。どうぞ。」

莉子
「まず、 凌さんは結婚したらどんな家庭を望んでますか?」


「え! 俺は…夫婦はいつも仲良く2人で相談しながら、自分達のペースでお互いを思いやりながら暮らしたい。
もちろん子供も欲しいよ! 莉子ちゃんは?」

莉子
「私は、平凡でも良いから夫婦が支えてあっていきたいです。
どちらが無理したり我慢したりしないで、何でも話せる夫婦かな?」

凌はニコニコしながら、頷く。

莉子
「あと、私はまだ学生だから……
凌さんは、結婚までの期間はどう考えてますか?」


「オレ? う〜ん。やっぱりお互いの状況をみてだと思うよ?」

莉子
「あと… 私の心配なのは、その…浮気です」


「オレは、浮気はしない。浮気するくらいなら彼女は作らないし、結婚もしない。
オレさ、海斗と花音の事言えないくらい莉子ちゃんを溺愛すると思うし独占欲が強いかもしれないからゴメンな。ハハ」

莉子
「え? 凌さんが?私を?」


「まぁ、できるだけ抑えるから〜ハハハ。あとは?」

莉子
「あ、今日、花音さんから初めて凌さんの家族構成を聞きました。
ウチは両親と、高校生の弟の4人家族です。

母は札幌出身で、父が札幌の大学だったので札幌で知り合ったみたいです。
父は地元の市役所に勤めてて、母はパートです。」


「花音から全部聞いたんだな。 
俺は寿司屋の息子。親父の後は継がないよ。
多分、弟子に継がせると思うわ。
母さんは、店を手伝ってて、兄貴は車屋で営業マン。
兄貴は札幌で1人暮らしだな。
兄貴は俺の1コ上でサラリーマン3年目かな?」

莉子
「はい。お寿司屋さん… 忙しそう…」


「まぁな〜。だから小学、中学の夏休みとか冬休みは富良野の爺ちゃん、婆ちゃんちに預けられてたわ。
農作業とかラベンダーの刈り取りとか一緒にやったぞ! ハハハ!」

莉子
「ラベンダーの刈り取り……」


「結婚はさタイミングもあるよなぁ〜
仕事の都合とかさ! 俺は30歳で起業しようと思ってるけど、
今回のブランドとの契約終了してすぐに起業の準備しても良いと思ってるんだ。」

莉子
「凌さんのブランドとの専属契約は期間てあるんですか?」


「うん。今回のは、2年契約だわ。」

莉子
「もしかして、フランスにいる事が多くなるんですか?」


「今までよりは、多くなるかなぁ〜」

莉子
「あの、遠距離恋愛は トラウマが…」


「うん。俺も離ればなれはイヤだ!
で、莉子ちゃん。
卒業したらパリに来て同棲しない?
実は、莉子ちゃんの仕事なんだけど俺や仲間達のツテを使って、調べてるんどだよね〜」

莉子
「え! 私の仕事ですか?」
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