どうすれば良いの?

翌日の朝一番で両親がやって来た。

担当医からいろいろ説明され、右足の骨折以外異常なしと聞いて安心した様子だった。


「莉子〜もう! びっくりしたわ〜!」


「命に別条なくて良かった〜! ふ〜」


「痛い?」

莉子
「心配かけてゴメンね。まさか轢かれるなんて思わなかった。ハハハ。
体は痛み止めでそんなに痛くないよ!」


「警察から電話きて、心臓が止まるかと思ったんだからね!」


コンコン!


「はい。」


「失礼します。 莉子…どう?」

莉子の両親は、お互い顔を見合わせた。


「あ、お父さんとお母さんですか?
はじめまして、莉子さんとお付き合いしている池内 凌と申します。
昨日も事故現場に居合わせてまして…
申し訳ございません。」


「いやぁ、これはお世話になったね。
ありがとう。 
ところで、莉子、 莉子の彼氏なの?」

莉子
「うん。そうだよ。 ふふふ。」


「まだ、莉子さんの就職とか決まってないのでもう少しハッキリしてから、ご挨拶に伺う予定だったのですが…
お父さん、お母さん!
僕は結婚を前提に莉子さんとお付き合いしています。 
ヨロシクお願いします。」


「お母さん、今、いろいろと聞いてもいいと思う?」


「え? そうねぇ、結婚前提みたいだしね〜ふふふ。」


「じゃあ、池内さん。
自己紹介してもらえるかなぁ」
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