どうすれば良いの?
当日
当日***

朝から凌さんのお店へ向かう。

大河さん達も昨晩泊まっているので、ベージュのワンピースに着替えた莉子。

背広姿の凌。

燕尾服のお義父さん。

礼服のお義母さん。

お義父さんは朝仕込みをしにお店に出る予定だったが、一番弟子の進さんをはじめ従業員のみんなに阻止されたらしい……

結納後のお披露目会で必要な和装小物を紙袋に入れて準備OK! 

大河さんの車に結納の品も積まれ、お義父さんとお義母さんを乗せてお店へ

私と凌さんはみのりさんが運転してお店へ向かう。

みのり
「凌くん、莉子ちゃんおめでとうございます」


「ありがとうございます。
入籍してるけど、本当に結婚するんだなって身が引き締まります。」

莉子
「うん。わかる。やっぱり儀式って大切なんだって思った。」

みのり
「お義父さんがいつもおっしゃってる『ケジメ』 ってヤツだね!
大河も自分の結婚式でもないのに、昨日は眠れなかったって言ってたよ。
2人はぐっすり寝れた?」


「俺は、時差ボケもあって寝れましたよ!莉子は?」

莉子
「私も良く寝ました。」

みのり
「午後からのお披露目会もあるから、莉子ちゃんは体調が悪くなったら私に言って!
一応、これでも看護師だからさ。」

莉子
「はい。具合が悪くなったら、みのりさんに言いますね。」

みのり
「うん。 お、お店に到着だよ!
莉子ちゃんの家族もタクシーで来たみたいだよ」

私達は車を降り、両家で挨拶をしながら中へ入った。
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