【完結】最高糖度のキミが好き
「うん。一応冷凍して好きな時に食べられるようにって、多めに炊いてあるからまだ残ってるよ」
「やった。ありがとう五十嵐さん」
満面の笑みを浮かべる日野くんは本当に……苦しい。駄目だ。心臓が苦しいを通り越して痛い。
春の頃は何とも思っていなかったのに、この気持ちは何だろう。苦しい。痛い。彼からミネストローネへと視線を移し口に運ぶ。スープが喉を伝ってじんわりと温かさが通っていって、心を落ち着けてからもう一度彼へ視線を戻すと、同じようにミネストローネを飲む姿があった。