この恋は狂暴です
《薫side》

~~~~♪~~♪~~♪

夜の8時過ぎ、俺のスマホが鳴った。 この音はラインだな。 「誰だよ ・ ・?」
そう言って携帯の画面を見ると  (桃弥)
「ん?桃弥?ふっ、ヒマ人」 そう笑ってラインの内容を確認すると 
(今から出てこれね?) だった。

すぐさま、(おードコ行けばいい?)と送り返した。
(薫んちの近くの公園に居るから) 
「ん?」
なんだよ近くまで来てるなら家に来いよな~

その時は、桃弥が何かおもしろい遊びでも見つけて、誘ってきたのだと思っていた。

俺は軽く上着をはおって、家からすぐ出て公園へと向かった、


ベンチで座っている人影発見。 たぶん桃弥だ。

「よぉ。」
俺が声をかけると、桃弥も 「よっ。」 と手をあげた。

「どした?桃弥。どこへ遊びに行く?」
俺は桃弥の隣に座って聞いた。

「・・ 」

何も答えない桃弥に俺は少し疑問をかんじた。

「とう ・・「薫ッ!」 俺の言葉を遮って桃弥が声を発した。
「っつわ!ビックリしたっ!な、なんだよ桃弥?」
桃弥は真っ直ぐに俺を見た。

「???なんだか意味わかんねーぞ?桃弥?」
「薫・・」
さっきからそれしか言わない。 いい加減、俺も我慢できなくなり、
「桃弥っ!何かあったんだったら言えよ!どうしたっ?!」
俺のその言葉に、桃弥はゆっくりと立ち上がり、 
・・俺に頭を下げた・・っ?

「???!と、桃弥っ?!何してんの???」
あまりの桃弥の意外な行動に驚いた俺は、ベンチから立ち上がり桃弥の頭を掴んで上げさせた。

「何やってんだよっつ!!!」


「 ・・・姫から聞いた。」
「は?」
いきなりあらわれた畑野さんの名 ・ ・ ・
「な、なんだよ?畑野さんが何か言ってたのか 
・・・はぁ。どうせロクなコト言われてねぇんだろーな俺。」
と、たぶんこの間からの畑野さんに対する行為を思い出していた。

「ん?」

でも、それならどうして桃弥は俺に頭を下げてきたんだ?

 

「中学のとき」 桃弥は続けた。
「?中学?」 俺は桃弥の頭から手を離した。

「ん。その時に薫と姫は出会ってたんだな」
 

「は?」 全然、桃弥の言ってる意味がわからない。
でも
やっぱり?俺と畑野さんは昔会ってて、それは中学の頃だったんだという事は納得できた。

「あの時は、姫が世話になった。」
「???」 え? 俺ってなんか感謝される事したっけ?



「蓮見中の婦女暴行未遂事件」
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