この恋は狂暴です
「う――・・ んっ」



頭が重い。少し吐き気がする・・ う、気持ち悪い。
っていうか私 ・・ どうしたの?

うっすら目を開けると、知らない壁と天井 ・ ・ ・。

「・・どこ ・・ ここ? ・・ 私 ・・」



「気がついた?」

「?!」 聞き覚えのある声! 
その声の方を向くと、

っつ!!やっぱり美和っ!!
体を動かそうとした瞬間、手首に痛みが走った。

「えっ?」 
私、っ、・・なんで縛られてんの?! しかもベッドっ?!

そう私はベッドの上で両手を縛られ、頭の上にあるパイプの部分につながれて寝かされていた。

「まだ、何もしてないから安心して乃野ちゃん♪今はね。」
そう言って美和はにっこり笑った。


し、しまった――――――――っ!!美和にはめられたっ!くぅ!(怒)

さっき教室から出て、顔段を降りる所までしか記憶がない。
この頭の痛みと吐き気からして ・・薬 ・・ 嗅がされた?

とにかくこの状況はヤバイ。 スマホを――・・ っく
・・・手がつかえないっ ――――――――――― か、薫っ!!




《薫side》

「薫くんっ!桃ちゃんっ!」
ななが授業中にもかかわらず、教室に入ってきた。

「!!」

「ヤバイよっつ!」 ななのその言葉に俺たちは、 
サ――――――――――――――――――ッ と血の気が引いた。



俺と桃はななを教室から連れ出し、玄関まで走った。

「クラブの先生が教務室で呼んでるよって言われて、私、教務室に行ったんだけど、誰も呼んでないって言われてっ、教室へ戻ったら乃野さんが見当たらなくってっ!それで美和ちんの席見たら、美和ちんも居なくてっ!」
玄関まで走ってくる途中にななの話を聞いた。



「靴がない」
乃野のはあるのに、美和って奴の靴はない。

「外に連れ出されたかっ!」 俺の顔が歪む。

桃はすぐさま、泉に連絡を入れている。


くそがっ!!あの女、ぜってーゆるさねぇ―――――――!
俺は乃野のスマホにかけてみる。
だが 出ない。 出られないのか、出られないようにされてんのかっ――くっ。

ななは街の連中に顔が利くらしく、情報を集めてくれてる。


乃野っ!すぐ探しだしてやっからなっ!
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