とある先輩の、歪んだ狂愛。




声が、思ったほどに出ない。


こうなるんだと。

本当の恐怖を前にしたとき、ロボットは停止するらしい。



「震えてんじゃん。大丈夫だいじょーぶ、すぐ気持ちよくなるから」


「っ…、やめてください…!」


「黙れって。口、押さえるぞ」



ガッと髪を掴まれ、逃げ場をなくされ、女子トイレに無様に押し倒される。

パタンと閉まった出口のドアは寂しくて冷たい。



「ん”ん”ん”ん”ーーーっ…っ、やめ…っ!」



破かれてる。

ジャージはちゃんとチャックがあるのに、そんなの無視。

服は破るものじゃない、着るもの。



「い”…!!なにすんだてめぇッ!!」



押さえつける指をおもいっきり噛んで、なんとか抵抗しても。

掴まれた髪から伝わる痛みが行動を止めてくる。


───バシッ!!


今度は叩かれて。

そして投げられるように放られる身体。



「なんだこいつ。ガラクタしか入ってねーじゃん」



そして同じように放ってあったスクールバッグを漁られて、逆さまにして中身が散らばって。



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