私に恋を教えてください
それもさくらの人柄もあり、当初はそんな大きな集まりではなかったのだ。
それが是非定期的にやってほしいと言われ、さくらは父譲りの企画力で、やるならばきちんと、と今は小規模ながらも会社として運営している。
年齢も性別も分け隔てなく入会してもらっているので、中にはサロン内での出会いもあったりする。
おかげさまで、維持していけるだけの人気もある。
大きな宣伝はしていないが、経営層の中では有名なサロンだ。
柚葉は祖父である貴広に首を傾げる。
「だって、ちゃーちゃん、お母様のお手伝いはお仕事ではないでしょう?」
ちゃーちゃんは貴広おじいちゃまの愛称だ。
子供の頃、貴広おじいちゃまが上手く言えずに、ちゃーちゃんと柚葉は呼んでいた。
『柚葉は可愛いから、それでいいよー』
と貴広が言った結果、今でもちゃーちゃんなのだ。
しかしそんな可愛い愛称でも、近隣では名の知らないものは、モグリだと言われるほどのカリスマ経営者である。
「いや、会社は大変だし……。なんで、就職活動してるって言わなかったんだ」
カリスマ経営者は、その整った顔の眉間に微妙なシワを寄せる。
これが部下ならその貴広の表情には、ぎくっとするところかもしれないが、相手は可愛い孫なのだ。
それが是非定期的にやってほしいと言われ、さくらは父譲りの企画力で、やるならばきちんと、と今は小規模ながらも会社として運営している。
年齢も性別も分け隔てなく入会してもらっているので、中にはサロン内での出会いもあったりする。
おかげさまで、維持していけるだけの人気もある。
大きな宣伝はしていないが、経営層の中では有名なサロンだ。
柚葉は祖父である貴広に首を傾げる。
「だって、ちゃーちゃん、お母様のお手伝いはお仕事ではないでしょう?」
ちゃーちゃんは貴広おじいちゃまの愛称だ。
子供の頃、貴広おじいちゃまが上手く言えずに、ちゃーちゃんと柚葉は呼んでいた。
『柚葉は可愛いから、それでいいよー』
と貴広が言った結果、今でもちゃーちゃんなのだ。
しかしそんな可愛い愛称でも、近隣では名の知らないものは、モグリだと言われるほどのカリスマ経営者である。
「いや、会社は大変だし……。なんで、就職活動してるって言わなかったんだ」
カリスマ経営者は、その整った顔の眉間に微妙なシワを寄せる。
これが部下ならその貴広の表情には、ぎくっとするところかもしれないが、相手は可愛い孫なのだ。