私に恋を教えてください
「はい」
柚葉は笑顔を返す。
確かに一時期、2人は付き合っていたのだろうが、今は谷口由布には想い想われる人がいるのだと、柚葉には分かったから。
それでも多分、須藤のことは気になっていて、きっと振り切りたかったことの一つなのだろうと思ったから。
おそらくは新しく前に進むために。
須藤は柚葉の頭をいつものように撫でる。
「行くか?」
「はい、駆琉さん」
もう、最初の時のような動揺はなかった。
須藤を名前で呼ぶことも、由布の前で2人で立つことも。
「2人で仲良くね」
そう言った由布に、須藤は助手席のドアを開けながら「当然だろう」と伝えた。
2人が車で去ったあと、由布はその場に残る。
そんな由布の前に一台の車が止まって、中から菅沼凌平が出てきた。
「由布!ごめん、待たせて。駐車場が結構混んでいて……どうした?何を笑っているんだ?」
「いいえ。幸せだなぁって思って」
「それは良かったよ」
「凌平は?吹っ切れたの?」
「ん。スッキリはした。俺、やっぱり独立して良かったよ。侑也さんの前にも堂々と立てた。そんな自分を誇らしく思ったし」
柚葉は笑顔を返す。
確かに一時期、2人は付き合っていたのだろうが、今は谷口由布には想い想われる人がいるのだと、柚葉には分かったから。
それでも多分、須藤のことは気になっていて、きっと振り切りたかったことの一つなのだろうと思ったから。
おそらくは新しく前に進むために。
須藤は柚葉の頭をいつものように撫でる。
「行くか?」
「はい、駆琉さん」
もう、最初の時のような動揺はなかった。
須藤を名前で呼ぶことも、由布の前で2人で立つことも。
「2人で仲良くね」
そう言った由布に、須藤は助手席のドアを開けながら「当然だろう」と伝えた。
2人が車で去ったあと、由布はその場に残る。
そんな由布の前に一台の車が止まって、中から菅沼凌平が出てきた。
「由布!ごめん、待たせて。駐車場が結構混んでいて……どうした?何を笑っているんだ?」
「いいえ。幸せだなぁって思って」
「それは良かったよ」
「凌平は?吹っ切れたの?」
「ん。スッキリはした。俺、やっぱり独立して良かったよ。侑也さんの前にも堂々と立てた。そんな自分を誇らしく思ったし」